UFO

天文学者考察「不正な惑星が太陽の重力に捕獲された可能性がわずかながらある」

数年前、太陽系に未発見の惑星、いわゆる「惑星X」や「プラネット・ナイン」と呼ばれる未知の天体が存在する可能性が浮上し、多くの興味や議論、憶測を呼んだ。

何人かの天文学者は、この神秘的な惑星が存在する直接的な証拠を見つけようと何年も研究に費やしたものの、今日に至るまで決定的なものは見つかっていないため、この惑星の存在は現在ではほとんど否定されている。

しかし、だからといって未発見の惑星が全く存在しない事が証明された訳ではない。研究者によれば現在、銀河系の遠方からやってきたローグ・プラネット(※恒星に縛られずに星間空間を旅していた惑星)が太陽の重力に捕らえられ、地球から非常に遠く離れたところにある巨大な氷の天体群、オールトの雲のどこかに存在する可能性が7%程度はあると推測しているのだ。




もしこの推測が正しく、未発見の惑星が存在したとしても、オールトの雲の領域がかなり広いこと、太陽系に属する他の惑星へ明らかな重力の影響が見られないことを考えると、私たちが実際にそのことを知るのは非常に難しいとみられている。そのため、本格的にオールトの雲が存在する領域の探査を行うには抜本的な新技術が必要になると思われる。

しかし、我々の太陽系の近い所にあらゆる種類の未発見の惑星が存在し、発見されるのを待っている可能性があるというのは非常に興味深いことであると言えるだろう。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Chil VeraによるPixabayからの画像