10月29日に放送された『帰れマンデー見っけ隊!!』にてサンドイッチマンのふたりが、この日のゲストである長嶋一茂にあの「禁断」の事件を思い起こさせる一幕があった。
この日の『帰れマンデー』はサイコロを振って降りた駅(バス停)で飲食店を探すまで、次のバスに乗ることができない人気企画の「秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅 バスごろく」、群馬県赤城山編だった。
メインMCのサンドイッチマン、ゲストの水野美紀、そして何度目かの出演の一茂ご一行はゴールの「滝沢温泉」を目指すためバス旅を続けていた。和気あいあいと旅を続ける4名は順調にサイコロを振り、赤城山の山頂へ位置する「湖尻厚生団地入口」バス停に到着した。
バスの車内でサンドウィッチマンの伊達みきおは「以前、一茂から長嶋家で開催するバーベキュー大会へ千鳥のノブとともに招待されていたのだが、ふたりとも売れっ子芸人であるがゆえにバーベキュー大会への参加は叶わず残念だった」というエピソードを語った。一茂もまた「まあサンドとノブは忙しいからね。でもいつかやりたいよね」と伊達に振ったところ、「そうですね。なんなら(参加した記念に)壁に落書きして帰りますよ」と一茂に返したところ「バカ野郎!その話はもういいんだよ!」とブチ切れる……という一幕があった。
この「壁に落書きして帰りますよ」とは、2012年、女優・江角マキコ(2017年に芸能界引退)の当時マネージャーだった男性が都内の一茂の自宅の壁に「バカ息子」などの落書きしていたことを一部週刊誌に報道されたもので、そのマネージャーに指示した黒幕が江角ではないかと疑われた事件である。
江角は報道直後は沈黙していたが、後にブログで謝罪。そして何も語らずひっそりと2017年1月に芸能界引退を発表。今では真相は闇の中である。
その後、一茂の口からは「落書き事件」について一切語られなかったため、事件は「平成芸能界最後のミステリー事件」ともいわれていた。このたび、一茂から「落書き事件」に対してのリアクションがわずかながら見られたことについて、実は腹の中ではよほど耐え難いものがあったのはないかと疑う場面でもあった。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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