【放送事故寸前】フジ「オウム特番」、なぜあの放送禁止アニメが流れた?

10月4日にフジテレビ放送された『直撃!シンソウ坂上』にて「放送禁止アニメが流れた」とネットで話題になっている。

この日の『直撃!シンソウ坂上』はスペシャル版で、「独占スクープ!サリン事件極秘資料 ―オウム“天才”信者VS伝説の刑事―」と題し、今年7月に教祖・麻原彰晃元死刑囚を含め13人の死刑が執行された「オウム真理教事件」を取り上げた。




『シンソウ坂上』は本来バラエティ番組ではあるが、このスペシャル版の制作にあたり、長年に渡りオウム事件を追っているフジテレビ報道局と協力体制で番組を構築した。その結果、バラエティ番組の範疇を超えた、当事者を交えた徹底的な取材映像および当時の報道映像を交えたドキュメンタリードラマが放送された。

そのドラマパートのあまりに高い完成度がネットでは「圧倒された」「想像以上に興味深い内容だった」と賞賛の声が相次いだ。

ところが、突然流れたとある映像に注目が集まった。その映像とはオウム真理教が製作したアニメである。




これは、1991年にオウム真理教を信者を増やすために作られた広報用アニメーションで、『超越世界』(全10話)、『超越神力』(全3話)、『創世記』、『仏典輪廻転生談ビデオ』、『私の真理実践記』(全2話)の計16話が存在する。

このアニメを制作したスタッフについては未発表であるが、当時オウム真理教の信者だったアニメーターやアニメ制作経験のある信者が関与しているらしく、また声の出演は麻原本人のほかにもオウム幹部本人達が自身の声を当てている。

これらアニメシリーズは古くからその存在こそ確認されていたが、オウム真理教の一連の事件が明るみになった際、警察の手により没収されたと噂されている文字通り「幻のアニメ」である。

しかし、この日の『直撃!シンソウ坂上』は独自ルートでこのオウムアニメを入手。堂々と地上波で放送したのである。




その衝撃の内容(妙にイケメンな麻原彰晃、いきなり空中浮遊をする謎展開)がネットで大きな話題となり「オウム特番」が一時、Twitterのトレンドにあがっていたという。

このようにフジテレビが総力を挙げて制作したオウム特番だったが、裏番組(日テレ『ダウンタウンDX』、TBS『女子バレー』『モニタリング』、テレ朝『おらが県ランキング ダイナンイ!? 』、テレ東『世界1億回!!再生動画ベスト354ぜんぶ見る』)も力作ぞろいだったために見逃してしまった人も多かったらしく、早急に再放送を希望する声も相次いでいるという。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会 (PHP新書)

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