以前にアトラスで紹介した名女優ナタリー・ウッドの謎の死から今年で37年が経ったが、これまでに新たな証言や証拠が見つかっている。
また今回もナタリーが水死した日の夜について、新しい供述があったようだ。
それはナタリーが水死体で見つかった数時間前、ナタリーと夫のロバート・ワグナー夫妻所有のヨット『ザ・スプレンダー』横に停泊していたボートの乗客が必死に泣き叫ぶ女性の声を聞いたというのである。
ボートの乗客だったマリリン・ウェインさんはその夜の出来事をこのように話した。
「私の息子がちょうどデジタル時計をしていたので、一分単位で時間を見守っていました」「私はデッキの上にいて、『誰か助けて、私は溺れてるの!』と女性の叫ぶ声が聞こえました」「私は夫のジョンに大声でこれを伝えました。夫はハーバーパトロールに電話をかけていたのか、それとも電話をかけようとしていたのか、でも結局通話は繋がらなかったと聞きました」「と同時に、引き続き息子に『今は何時?』と聞き続けました」「(女性の)叫び声は午後11時5分から11時25分まで続いていましたが、それが止まったのです」
ナタリーが亡くなった1981年11月28日から2日後の30日月曜にマリリンさんは自身と彼女の夫が聞いた女性の声ことを報告するために警察に7回も電話をかけたと語った。しかし、警察からは一度も折り返しの電話はかかってこなかったという。
そして、さらに2日後の12月2日水曜日、『もし元気でいたいのならば、その口を閉じておけ』という怪しげなメモを受け取ったという。
近年、ワグナーは少なからずナタリーの死に関係している人物であるとマークされている。事件の担当刑事はワグナーの犯行を裏付けるような証拠もあるという。
事件は無事に解決を迎えることができるだろうか。続報が入り次第、またお伝えしたい。
(ジュリー・楊 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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