【今なら完全放送事故】ライダー変身…ヤマ場のシーンでまさかの展開

時代劇で有名な撮影所にはこのような都市伝説が存在する。

とある映画のクライマックスシーンを撮るために、撮影所では大がかりな殺陣の収録を行っていた。主人公はいくつもの映画に主演したスター俳優であり、最高潮に盛り上がるシーンに相応しい素晴らしい殺陣を披露した。

しかし数日後、監督から連絡があり、その殺陣のシーンのフィルムはボツとなり、再度撮影となってしまった。

納得がいかない俳優や殺陣師は監督に猛抗議したが、実際にフィルムを見せてもらったところ、接写画面になったスター俳優の歯に何やら青いものが……。




それは紛れもなく、昼食として出されていた焼きそばの「青のり」であった、というものである。

この一件以来、この撮影所では「焼きそば」および「青のり」の付着している食品は持ち込まないというルールが生まれたという。

さて、以下もあくまで都市伝説のように今も伝えられている話であるが、実際に俳優の歯に焼きそばの青のりが付いたまま放映されてしまった、ちょっとばかり古い昭和の大人気テレビ番組がある。

ライダーシリーズのひとつ『仮面ライダーアマゾン』(1974年10月~1975年3月)の第1話に於いて、怒りに震える主人公が、仮面ライダーアマゾンへ変身することを決意するという重要なシーンでのことである。

不幸なことにここでも「歯に青のり」事件発生してしまった。




というのも、撮影の際、ロケ先には出店の焼きそばくらいしか食べるものが無かったらしく、出演俳優はもちろん、番組スタッフの多くがこれを美味しく食したという。

さて、番組内で最も真剣なはずの場面、山本大介(岡崎徹が演じる)の変身シーンで、カメラが彼の彼の口元に寄ると、嗚呼なんてこった!上の前歯にちょろりと青のりが貼り付いているではないか。

仮面ライダーアマゾンは名前の通り、南米はアマゾン出身のライダーという設定である。もちろんアマゾンの奥地に焼きそばなんぞは作ってもいないだろうし、ペヤングだって売っているはずもない。ましてや、この番組のタイトルは仮面ライダーであり、決してUFO仮面ヤキソバンでもない!(こちらも古くてスイマセン)

このことから、アマゾンはヒーロー番組史上、非常におマヌケなデビューシーンとなってしまったことは間違いない。

なお、幸か不幸か、現在でもこのシーンは修正されていないので、DVDなどで確認が可能である。

(大森エビフライ ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像『仮面ライダーアマゾン Vol.1 [DVD]

 

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