【業界都市伝説】歯磨きCMにはナゼ「磨き残し」があるのか?





毎日のようにテレビで放送されている歯ブラシや歯磨き粉などのCMの数々。これらの演出に関して10年ほど前から以下のような噂が囁かれている。

それは「(CGアニメなどで)汚れが少しだけ残してあるのはクレーム対策のため」という都市伝説だ。
 
普段からテレビCMを隈無くチェックしている人なら、わかると思うが歯磨き粉や歯ブラシ、そのほか洗剤や石鹸など、汚れを落とすタイプの商品のCMは付着している汚れのすべてが落とせていない。



 
例えば、歯ブラシのCMで例えを出すと、CGアニメで歯ブラシによって汚れが落ちるシーンが表現されるとしても、隅のほうには必ずといっていいほど、微細な汚れが付着しているのだ。

この現象に気づいた視聴者の多くは「なんで全部汚れを落とさないの?」「気になって仕様がない」と思っているはずなのに、現在に至るまで特にその説明は行われていない。
 
一説によると、汚れをすべて落とせない理由は、企業側が『100%取り切れるわけではない』という逃げ道を作るためという理由のほか、過去においてはある商品の購入者から「CMの通り汚れが落とせない」というクレームがあったともいわれている。しかし、その理由に関してはハッキリとしていない。一説には広告基準における規約が影響しているとも噂されているが、これも本当のところはわからない。




なお、これも意識しない限りあまり気づかれないことだが、テレビとラジオでは一本あたりのCMの放送秒数が違う。

テレビは30秒~60秒と、30秒単位が基本となっており、ラジオは20秒~40秒と20秒単位が基本となっている。このルールはいつごろから制定されたのかは不明だが、古くから常識になっているという。
 
身近なテレビCMでも、意識しないと意外と気付かない秘密も多いのだ。
 
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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