業界のウワサ

野村萬斎『東京五輪総合統括』に就任!伏線は2年前から既に存在していた?





7月30日、2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの開閉会式に於いて、演出の総合統括責任者に狂言師の野村萬斎が就任したと大会組織委員会理事会から発表があった。

野村の起用の狙いは600年以上続く狂言の歴史を継承した人物であることから、開会式において野村にしか体現できない「和」の魅力を世界に発信する狙いがあるという。

また、野村の他にも五輪の演出統括には『ALWAYS三丁目の夕日』映画監督の山崎貴、パラリンピックの演出統括には「ソフトバンク」のCMなどで知られるクリエイティブディレクターの佐々木宏が着任。さらには野村をサポートするメンバーとして、歌手の椎名林檎、映画プロデューサーの川村元気が就任することが発表された。

この様に日本を代表する「最強の表現者軍団」が東京五輪のために集結したわけだが、一部にはこんな噂も流布されているようだ。それは、この「チーム野村」の座組は2016年頃にはすでに決定していたのはないか、という話である。




メンバーに名を連ねている川村は日本映画歴代2位の興行収入を叩き出した東宝映画『君の名は。』のプロデューサーとして知られている。また、野村は『君の名は。』とほぼ同時期に公開された東宝映画『シン・ゴジラ』(庵野秀明監督)で、ゴジラのCGモーションキャプターを担当していた。さらに、山崎は現在東宝を代表する看板監督のひとりで、2016年12月には『海賊とよばれた男』が公開されていた。

以上からもわかるように、この3名には「2016年の東宝映画を盛り上げた」という共通点もある。つまり、この時から既にオリンピック関係者は東宝功労者の彼らに目星をつけていたのではないかといわれているのだ。

なお、山崎は監督作『ALWAYS 続・三丁目の夕日』にて、冒頭数分ではあるが、街を破壊するゴジラが登場していることからも、このたび野村とタッグを組むことで4年ぶりの「野村ゴジラ」が復活するのではないかとの噂も怪獣ファンの間で囁かれているようだ。

(文:江戸前ライダー 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『野村萬斎What is 狂言?改訂版