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何のために?「骸骨教会」より人骨が盗まれる!





イギリスはケント州ハイスにある聖レオナルド教会には、「骸骨教会」という別名がある。

不気味な別名はこの教会の納骨堂に由来しており、1000人以上遺骨が約1.8メートル以上もの高さに積み上げられていたり、整然と棚に並べられている状態で安置されている。年代は約700年ほど前で、ハイス州の住民の遺骨とされている。

近年こちらの頭蓋骨や遺骨は最新の法医学的分析と測定技術を用いての科学研究の対象となっており、当時の人々の生活様式や死因を明らかにし、歴史を深く知るために役立っている。




しかし、7月15日午後4時から翌16日午前10時40分までの間に、納骨堂から21人分の頭蓋骨が盗難の被害に遭った。犯人らは納骨堂への扉を壊して無理やり押し入っていたことも判明している。

地元の警察は以下のように語る。

「今回の事件は珍しい盗難の事例であると我々も認識しています。犯人らは多数ある頭蓋骨の一部に過ぎないと思っているのかも知れませんが、我々は正しい場所に戻して再び遺体を安置したいと考えています」

警察は犯人らがどんな目的で頭蓋骨を盗難したのかは不明としながらも、転売されたり良からぬ事に使われる可能性を危惧しており、情報提供を呼びかけている。




「これらの遺骨は納骨堂の中で長い間安らかに眠っていたものです。今回の犯罪は地域社会の人々を不安にさせるものであり、私たちは警察がこの問題に真摯に向き合って捜査してくれている事にに感謝しています」

と聖レオナルド教会側は語っている。

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Bones in St Leonard’s Church Crypt, Hythe, Kent, England

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY