都市伝説が、現実社会で具現化する。
まさかとお思いだろうが、それは事実である。ここ数年、噂されている都市伝説のストーリーどおりの出来事が、現実に起きてしまう、そんな不可解な事件が多い。
例えば、人間を轢いてしまったドライバーが車を降りて遺体を確認するがみつからず、後日ひき逃げ車両の一部分から、ぺちゃんこになった肉片が発見されるという都市伝説がある。
こんな話は現実にはないだろうと思っていたのだが、車に犠牲者の肉片が付着し、そのまま運ばれるという事件が発生した。
2005年10月11日午前6時20分の事である。関越自動車道の川越インター付近にて、人間の耳や腕などと思われる肉片が10個、散乱しているのが見つかった。警察に通報が入り、現場ではこの肉片は何処から来たのだろうかと大騒ぎになった。
実は、肉片発見事件から数時間前の午前1時50分ごろの事、東京都内の練馬区にて、ほとんど原型ととどめていない肉塊が発見された。なんとこの肉塊は、人体の成れの果てであり、ひき逃げされたあと、複数の車に踏まれ、手足や目鼻がそぎ落とされ、肉塊となったものであった。
所轄は、都内で人身事故を起こした犯人の車に、事故の際にもげた耳や腕がそのままの状態で張り付き、川越まで同乗ドライブしたのではないかと推測している。
都市伝説でささやかれた肉片の付着話が現実に起きているのだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)