テレビ朝日は6月1日、同局系列で放送中の人気アニメ『クレヨンしんちゃん』の主役・野原しんのすけ役の矢島晶子が番組を降板することを発表した。矢島は『クレヨンしんちゃん』の放送が開始した1992年から野原しんのすけ役を演じていた。
今回の降板は番組公式サイトによると矢島本人から「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった」と申し出があり、協議を重ねた結果、2018年6月いっぱいの降板となったという。
この報道に対して、全国の『クレヨンしんちゃん』ファンからは悲しみの声のほか、26年間野原しんのすけ役を勤め続けた矢島に感謝の声が集まっている。
また、降板と同時に矢島が野原しんのすけ役を演じ続けた年数、「26」という数字がにわかに注目の的となっている。
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実は『クレヨンしんちゃん』と同じくテレビ朝日の看板アニメとして放送している『ドラえもん』のドラえもん役を演じた声優の大山のぶ代さんもドラえもん役を演じていたのは26年間(1979年~2005年)で、奇しくも矢島のしんちゃんと同じ勤続年数だったのである。
この勤続年数はまったくの偶然ではあるが、20年以上も放送してきたテレビ朝日を代表する子供向けアニメとして、不思議な巡り合わせといえるかもしれない。
またこちらも偶然ではあるが、『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』は共に原作者が亡くなった後も人気の衰えない作品であり、さらに『ドラえもん』原作者の藤子・F・不二雄氏(1996年没)、『クレヨンしんちゃん』原作者の臼井儀人氏(2009年没)と、両作品とも作者の死後からちょうど9年で主演声優が交代するという部分も共通しているのも奇妙な偶然の一致である。
『ドラえもん』に関しては2005年にリニューアルを行い、大山さん以下すべての担当声優が交代したが、主演が交代した後も10年以上も放送が続く大人気長寿コンテンツとなっている。『クレヨンしんちゃん』も『ドラえもん』と同様に、主演交代後も長きに渡り変わらぬ活躍をしてくれるに違いない。
(江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)