先週、アメリカはニューヨーク州ハノーバーにて奇妙な生物が目撃された。
全身が灰色で毛皮はなく、まだら模様のたてがみがあり、顔はコヨーテに似て長い尾があったという。グレイハウンドよりは少し小さい位の大きさで足が長かったという。
同様の生物は近隣住民の何人かが目撃しており、疥癬(かいせん)にかかって毛が抜けたコヨーテではないかとする説が出たが、中南米やアメリカでも目撃されている凶暴な吸血UMAチュパカブラではないか、という説も出てきていた。
しかし、チュパカブラよりももっと姿が似ているとされるUMAが存在する。青い肌の怪物『ブルードッグ』である。突然姿を現し、家畜を襲い忽然と姿を消してしまう特徴を持っており、一説には消える瞬間に轟音や光りを伴う場合もあるらしい。
ブルードッグの目撃証言は2004年にアメリカのテキサス州から始まった。2007年には見たこともない奇妙な生物の死体が発見されて話題になっている。
その生物の姿はイヌに似ていたが、まったく体毛がなくうえ鋭い牙を持ち、鋭い目、大きな三角形の耳に、細長い鼻先が特徴的であった。全身は青みがかった灰色の皮膚で覆われ、筋肉質の体で構成されていた。さらに、姿勢は前屈の姿勢で前足は短く、後ろ足が長いという変わったもので高速で走ることに適した身体構造であった。
イヌ科である犬や狼、コヨーテのどれにも似ていなかった。むしろ、猫科の生物に身体構造が似ているのだ。正しく、今回目撃された謎の生物との類似点が見られる。
さらに2010年にテキサス州南部の養鶏場に再び『ブルードッグ』が現れた。その養鶏場に侵入した奴は、数多くのニワトリをかみ殺し、逃走している。だが、不思議なことに現場には一滴の血も落ちていなかったという。
現場付近にいた人々の証言によると、殺害現場小屋の中から「前足が極端に短く、体色が青い生物」が飛び出してきたというのだ。
ブルードッグの正体については、前述の通り病気など何らかの要因で毛が抜けてしまったコヨーテの誤認ではないかとする説が強い。しかし、前屈の体つきがコヨーテと違うものもあるということから、未知のイヌ科生物ではないかという説を唱える研究者もいる。
狼と犬のハイブリット、コヨーテと犬のハイブリットが『ブルードッグ』の正体ではないかとする説も存在している。
(文:飯山俊樹 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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