2018年5月3日、日本テレビ系列で放送された「ダウンタウンDX」において、娘・山村紅葉の口から、ミステリーの女王といわれた作家で母の故・山村美紗のビックリするような金銭感覚について語られた。
山村美紗は、印税は全て銀行振り込みだったが、ゲームやドラマの原作料は振り込みにしてしまうと埋もれてわからなくなってしまうので、現金でもらうようにしていた。
ある会社のゲームの仕事をしたとき、その会社に450万円の原作料もらいに行ったところ、おしゃれなビリヤード台が目に付いた。「このビリヤード台、おいくら?」と山村が聞くと「450万円です」とその会社の担当者が答えた。すると山村は現金で貰うはずの原作料と物々交換でそのビリヤード台を持って帰ってきてしまったという。
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また、ベネチアで気に入ったベネチアングラス製のシャンデリアを購入した時、当時の住んでいた自宅は日本建築であった。シャンデリアなんかどこに飾るんだろうと紅葉が思っていると、「シャンデリアに合う家を買うわ」と山村が言い出し、食事に行って庭を気にいった料亭を購入した。料亭は廃業するから本館も別館も買ってくれと言うことになり、あまりに広すぎるので友人の西村京太郎に「あなた半分買ってよ」と言って購入させてしまった。
他にも山村美紗の実家がケタ外れの金持ちであった。庭には孔雀がおり、クリスマスには七面鳥を焼くために料理人がやってきた。子供の頃、山村美紗は洋服を着せてくれる女性がお母さんだろうか、料理を作ってくれる人がお母さんなのかよくわからなかったが、あまり会う機会のない人がお母さんであることが後に分かったという。
紅葉もうかつに母親とデパートには行けなかった。なぜなら、おもちゃ売り場に行くと手に取るおもちゃを全て買ってもらった。あまりにたくさんのおもちゃを買われてしまうので、安易に手を出さなくなった。すると今度は見ているだけで「これが欲しいのね?」買われてしまうようになったという。
(馬鹿拓郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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