2000年12月30日に発生した未解決事件、世田谷一家殺害事件で新たな動きがあった。
19日、警視庁は現場に残されていた犯人のものとみられるマフラーやヒップバッグを詳しく調べた所、犯人像を「事件当時15~22歳ぐらいの細身の男」に絞り、近くホームページで公開予定であると捜査関係者への調べで判明した。
今回公開となる新たな犯人像はヒップバッグの中に残っていた文房具の種類やマフラーの使用状況などから推定に至ったものと見られている。特にウール製のマフラーは長さ約1メートル30で、大人が使うには短く、10歳代半ばの平均的な首回りの人物が使用するサイズだったことも関係している模様。
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世田谷一家殺害事件 遺留物から推測 犯人像公開へ(18/05/19)
世田谷一家殺害事件は2000年の12月30日、外資系コンサルタント会社に勤務する東京都世田谷区在住のMさん宅にて、長女(当時8歳)や長男(当時6歳)を含む一家4人が殺害されたというもの。
犯行は当日午後11時から31日未明に行われたと考えられており、犯行後も犯人は現場の家でアイスクリームを食べたりネットで何らかの検索を行っていたなど、長時間逗留していたことなどが判明。現場に残された遺留品も複数見つかっていた。
今回の事件で推定される犯人像はこれまでにも何点か公開されている。血液型はA型、世田谷区と杉並区に土地勘があり、遺留品の中に海外の砂があったため外国人ないしは事件の少し前に海外渡航経験があったのではないか。また被害者家族の2000年の年賀状が持ち去られていたため、一家と何らかの接点があったのではないか…等々だ。
今回公開される証拠及び犯人像で、犯人にたどり着く事はできるのだろうか。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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