2018年5月17日、日本テレビ系列で放送された「ダウンタウンDX」において、芳村真理がかつて司会を務めた「夜のヒットスタジオ」の秘話を披露した。
この番組の収録中、共演していた歌手同士が電話番号を交換したり、全盛期の沢田研二に若かりし頃の和田アキ子が惚れたことがあったようだ。
和田の話によると、沢田にプロデューサーがベタ惚れをしてしまい、ヒット曲「サムライ」を沢田が歌う時、スタジオに畳を敷き詰め、上半身裸の沢田が畳の上に立つという演出が印象的だったらしく、同じ歌手としてジェラシーを感じたという。
しかし、芳村の証言によると日頃は現場を仕切る和田が沢田がゲストの時はしおらしく、手にビッシリ汗をかいていたらしい。
そんな沢田に惚れ込んだプロデューサーはかなり厳しい人物であり、あの世界的ミュージシャンのマドンナがリハの時に衣装を着てこないことに激怒し、マドンナをしかり飛ばしたという。
また、番組プロデューサーは極度の雨男であり、沖縄で野外中継をやった時には、暴風雨になってしまい、狭い変電室のような場所から中継をやる始末になってしまった。
そんなプロデューサーだから若いミュージシャンを叱り飛ばして帰らせることも多々あった。
ある時、あるバンドの態度が気に入らないので帰らせて急遽違う若手を抜擢することになった。プロデューサーの机にうず高く積まれたCDの一番上にあった若いバンドを呼ぶことになった。
それがTUBEであった。
番組にまさか呼ばれるとは1ミリも思っていなかったTUBEのメンバーは海でサーフィンをしていた。そこでマネージャーはヘリコプターで海岸に駆けつけマイクでTUBEのメンバーに呼びかけスタジオ収録に間に合った。
その時の放送がきっかけでTUBEが世にブレイクしたと言われている。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)