2018年5月11日、フジテレビ系列で放送された「とくダネ!」において、興味深い発言が行われた。フジテレビの芸能デスクの加治佐謙一氏が陰謀論を放送中に口にしたのだ。
その日は「NHKがジャニーズ事務所を訴える」というニュースを報じていた番組メインパーソナリティーの小倉智明が「NHKは都合のいい時だけ皆様の受信料で放送が成り立っていると言う」と、珍しく視聴者が共感できる意見を披露していた。その後番組は「NHKの職員が犯罪で捕まった時は、その社員に払っていた給料分を受信料金から引くといってもいい」という話題に展開した。
その時、フジテレビの加治佐謙一芸能デスクが「山口達也事件をNHKが報じることにより、NHK職員の強姦事件が小さくなった」という陰謀論を口にしたのだ。
つまり、NHKは自らの社員の犯罪のニュースをトーンダウンさせるために、山口の事件を大きく報じたと断言してしまったのだ。
このような陰謀論は、業界で関係者がこそこそ話をする中で飛び出すことが多い。しかしながら、人気番組で堂々とこのような陰謀論を口にするとは驚きである。もちろん、口調は冗談めかしたものではあったが、何とも言えない違和感を感じてしまった。
(馬鹿拓郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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