未来人ブームのはしりとなった人物「ジョン・タイター」その3

未来人ブームのはしりとなった人物「ジョン・タイター」その2 より続く

タイターが異なる世界の未来から来た人物なのだとすれば、彼の目的とは何なのだろうか。

タイターは、我々の世界にやってきたのは、IBM5100というコンピューターを手に入れるためなのだと語っている。IBM5100は1975年に発売された初期のパーソナルコンピューターである。

2000年当時でも骨董品に属する部類の代物であるが、これがあればタイターのいた世界の危機を救うことが出来るのだという。
タイターのいた未来では、「2038年問題」が懸念事項になっていた。

関連動画
John Titor: The “Time Traveller” From 2036 | Documentary






これは2038年1月19日3時14分7秒に、古い時間表示形式を持つプログラミングが一斉に誤作動を起こすというもので、我々の世界でも想定されている問題である。

2036年のタイターのいた世界では、この問題に対応しようにも古いシステムに手を加える手段が存在しないのだという。
そこで注目されたのがIBM5100であった。

このコンピューターには古いプログラミングを解析できる機能があることがわかったのだが、タイターのいた世界ではすでに一台も存在していなかった。

そのため、タイターはIBM5100が現存している我々の世界にやってきたのである。




この「2038年問題」は、我々の世界ではIBM5100が無くとも、技術的なレベルで十分対処が可能だと考えれている問題である。
タイターの世界では、それが出来ない理由があった。

そうした技術が失われてしまうほどの壮絶な歴史をたどっていたのである。(※続く)

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 ©The Paranormal Scholar YouTube

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