業界のウワサ

裕木奈江、告白!バッシングとストーキングの日々からハリウッドでの成功





2018年3月24日、日本テレビ系列で放送された『メレンゲの気持ち』に久々に女優の裕木奈江が出演した。

裕木と言えば、フジテレビ系列で放送されていた『北の国から』において、吉岡秀隆演じる黒板純の子供を妊娠するという衝撃的な役柄を演じた。さらにその翌年、日本テレビ系列で放送された『ポケベルが鳴らなくて』においては、緒形拳演じる中年男性と不倫に陥るという難しい役柄を演じた。かくいう筆者も好きな女優さんであった。

このように難しい役柄を演じた結果、女性視聴者から反発を買ってしまい、当時はずいぶんとバッシングされた。

『メレンゲの気持ち』では、「当時所属していた事務所が自分しかいない小さな事務所だったので、大手事務所の女優さんが受けないような難しい役柄を引き受けていた」とコメントした。




その当時は、脅迫の手紙等が次々と届き、ファンから送られたぬいぐるみには盗聴器が仕掛けられており、自宅マンションの前にあった植え込みには、カメラを構えたストーカーのような人物が潜んでいた。その後、バッシングの影響もあってかだんだんと露出が減っていく。

30歳を超えてから演劇留学としてギリシャにわたり、海でタコを捕まえるようなおおらかなギリシャの風土に癒され、開放的な性格になっていったという。そしてハリウッドではその開放的な性格が幸いし、クリント・イーストウッド監督の関係者に「英語があまりできませんが、日本人の役があったらお願いします」と積極的に売り込み、映画『硫黄島からの手紙』に見事抜擢された。

人生は何が幸いするかわからない。裕木の生き方に人生の機微を見た気がする。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『Best Selection ever green