3月4日に放送された『帰れまサンデー・見っけ隊』(テレビ朝日系列、毎週日曜午後4時30分~5時30分)に『おかあさんといっしょ』で体操のおにいさんとして長年出演していた佐藤弘道が登場した。
この日の『帰れまサンデー』のテーマは「無人駅で赤ちゃんに出会い隊~千葉県・小湊鉄道~」。無人駅の近くで生後2歳までの赤ちゃんに何人出会えるかを検証するという企画だった。
弘道おにいさんは道中で『おかあさんといっしょ』出演時の苦労話を披露。彼の出演していたコーナーは活発な子供の出演が非常に多かったとのことで、これまで数々のイタズラに悩まされて続けていたという。
例えば、弘道おにいさんの着ているジャージのチャックを異様に気に入り、ひたすら上げ下げする子供がいた他にも、イタズラの代名詞である「カンチョー」を弘道おにいさんのお尻へと執拗にブッ放す子供がいたことを告白した。
弘道おにいさんとしては「(子供にイタズラされたことも)今となっては楽しい思い出」と語っていたが、実は今回の微笑ましいエピソードとは別に「おかあさんといっしょ」には思わず「ゾッ」とするような恐怖の心霊都市伝説が存在するという。
それは、俗に「体育座りをする子供」と呼ばれている都市伝説だ。この話はATLASでも既に伝播していた都市伝説としてお伝え済みだが、実際にひろみちお兄さんの口から語られたので、今一度詳細を説明しよう。
番組のエンディングは大勢の子供たちと一緒に行う体操あり、歌ありの楽しいコーナーなのだが、ある日、弘道おにいさんの後ろでずっとうずくまったままの青い顔をした子供がいたという。その子供は何をするわけでもなく、ずっと弘道おにいさんの後ろに体育座りをしカメラを見つめていたのだが、その子供はこの日、一日だけではなくなんと10日連続で「おかあさんといっしょ」に出演。何をするわけでもなく、ひたすら体育座りをしながらカメラを見続けていたという。
その子供の姿は視聴者にもバッチリ目撃されており、視聴者から「あの子供は何者?」「体調の悪い子供がずっと出ているのでは?」とクレームに近い問い合わせが殺到。
視聴者からの電話を受けたNHKの職員が『おかあさんといっしょ』のスタッフに「体調不良の子供がずっと出ているようだが…」と伝えたところ、スタッフは驚き「え…そんな子供はいませんよ!あの収録の時の子供は全員、ちゃんとお母さん達と家に帰ってますから!」と返答。
つまり、あの青白い顔の少年はNHKのスタジオに突然現れた幽霊の可能性があったというのだ。
いつしか、この噂は「体育座りをする子供」という都市伝説へと変遷し今に至るという。
世にも恐ろしい『おかあさんといっしょ』の心霊事件であるが、50年以上の歴史がある『おかあさんといっしょ』だけに、この手の恐怖エピソードには事欠かないようである。
(文:アリナックス城井 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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