俳優・松重豊が主演するドラマシリーズ『孤独のグルメ Season7』が4月6日よりテレビ東京で放送されることがわかった。
『孤独のグルメ』は松重演じる中年男子「井之頭五郎」が立ち寄った飲食店で独りで食事をする時の心理描写を淡々を描いたドラマシリーズである。地味な作風ながらも根強いファンを多く存在し、今回の放送で7シーズン目となる。
ところが、一部によると「『孤独のグルメ』のドラマ版は今作(Season7)で終了するのではないか?」との噂も囁かれている。
というのも、今回の「Season7」の制作が決定した際に松重は「正直、視聴率は頭打ちです」「そろそろ終わるのではないか」とのなんともネガティブなコメントをしていたのだ。
正直なところ、『Season7』の制作決定を喜んでいるという雰囲気とはとてもいえず「近々、松重は『孤独のグルメ』を降板するのではないか」との噂も聞こえてくた。また、昨年2月には原作者の一人である谷口ジロー氏が69歳で亡くなるという不幸もあったことが、『孤独のグルメ』番組終了の噂に拍車をかけているようだ。
加えて、松重自身も『孤独のグルメ』があまり好きな仕事ではないことは過去の発言から振り返っても明々白々である。
松重は『孤独のグルメ』関係のインタビューにおいて、しばしばこのドラマをくさすような発言をしている。
その内容というのが、「こんなおっさんが飯食ってるだけのドラマ誰が見るんだよ?」「この前『オワコン』という言葉を知ったが、このドラマにピッタリだなと思った」とかなり自虐的な当てこすりを発している。
なお松重が『孤独のグルメ』を嫌う一番の理由はハッキリしている。
主人公の井之頭五郎は「大食いで下戸」という設定があるが、演じる松重本人は「少食で大酒飲み」という真逆の食生活だという。さらに食べるシーンの収録は紹介するお店の都合上、朝の7時~9時の間に行われるために少食の松重にとって『孤独のグルメ』はかなりの苦労がある仕事だという。
仮に「オワコン」であろうが、それでもまだまだ不動のファンが大勢存在する限り、『孤独のグルメ』は松重の想いとは裏腹にまだしばらくは続くであろう。
(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)