香港にて、巨大なイノシシが目撃されて話題になっている。
現地のTu Dong氏が撮影し、Facebookにて公開したこの動画には、巨大な動物がゴミ箱に前足をかけて顔をつっこみ、食べるものをあさろうとしている様子が確認できる。群れをなしているのか、何匹かの小イノシシが周囲にいるのも見て取れる。
この動画はオンラインでアップロードされて以来注目を集め、瞬く間に30万回以上視聴され、「このイノシシは本当に普通のイノシシなのか!?」「豚によく似た姿の新種の生物なのでは!?」とする声が上がるほどだった。
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Humongous wild boar dubbed ‘PIGZILLA’ caught rummaging through bins ‘just a few feet from primary sc
だが、実際には豊富な栄養のため成長した普通のイノシシだということだ。地元では有名だそうで、このようにゴミや野菜を食い散らかして迷惑になっているだけでなく、近くに小学校があるため子供たちが危険ではないか心配する意見も出ているという。
実際にイノシシが巨大に成長する事はたまに報告されており、日本でも2013年に体長1メートル、体重80キロの巨大イノシシが岡山県の市街地に現れ警官70人が出動、捕獲されたというケースや、京都府綾部市に出現し体長1メートル80センチ、体重130キロで「イノゴン」と名付けられた個体も存在している。
「イノゴン」の見た目はまるで黒いサイのようだったが、地元の人に捕獲されて食べられてしまったという。なお、イノゴンの正体は脳下垂体の異常によりホルモン分泌のバランスが崩れ、巨大化してしまったイノシシだったということだ。
また、海外ではイノゴンのような巨大猪のことを「ホグジラ」と呼んでいる。これは「ホッグ」(豚)と「ゴジラ」(怪獣)を組み合わせた造語であり、日本に限らず海外でも巨大イノシシは「怪獣=UMA」として扱われている証しである。
ちなみに、現地をはじめ海外のメディアではこの大きく育ったイノシシを「Pigzilla」と名づけて報道している。豚を示す「Pig」と日本を代表する怪獣「Godzilla」の単語を合わせた造語だが、直訳すると「ブタゴジラ」になってしまう。某有名なアニメキャラの渾名そっくりになってしまうあたりもご愛嬌だろうか。
(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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