中川翔子は2000年代のオタクの支持を受け、マニアックな趣味を持つアイドルだ。その人気は今も健在であり、幅広い活動を続けている。そんな中川だが、亡くなった父親からメールをもらったことがあると言う。言ってみれば、霊界メールだ。
中川の父親は中川勝彦といい、80年代に活躍したミュージシャンである。その端正なルックスを買われ役者としても活躍した。中川が9歳のときに父親は白血病で亡くなっており、その死は大きな衝撃を彼女に与えたという。
父・勝彦はイタズラ好きな面があり、足の裏の匂いを嗅がせたり、水木しげるや梅図かずおのコミックを娘に買い与えたり、現在までの中川の性格育成に大きな影響を与えている。
父親が亡くなった後、中川は母親と祖母と3人暮らしを始めたが、住んでいた木造の2階建ての家で不可解なことが起こるようになった。
2階に誰もいないはずなのに、足音が聞こえたりすることが続いた。その足音は2階にあるそれぞれの部屋を回り、時折いら立ったように床を踏み鳴らすことがあった。
また窓が閉まっているのにもかかわらず、どこからともなく風が吹いたり、不思議なことがたくさんあった。
ある時中川が2階で寝ていると、何者かの気配が近づいてきた。次の瞬間、金縛りになって動けなくなってしまった。
(うっ、動けない)
中川が苦しんでいると、パソコンが勝手に起動した。
(えっ、、、)
その後、キーボードを叩く音がした。
「カタカタカタカタ」
その日はそのまま終わったのだが、後日パソコンの下書きの文書に奇妙なメールがあることに気がついた。
(このメールなんだろう)
不審に思ってそのメールを開いてみると、本文には何も書いてないが、メールのタイトルと送信者の欄には、「中川勝彦」と言う記名がされていた。
(これは、あの時の、)
金縛りに遭い、ひとりでにパソコンが起動した日のことをとっさに思い出した。しかも、メールの日付を見ると7月20日になっていた。
この日付は亡くなった父・勝彦の誕生日であった・・・。
中川翔子関連の記事を何度かアトラスで掲載している。「西川貴教、山下達郎がけいおんファンだった」「創作物に見る予言」などが人気のアーカイブだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)