火を扱うのは人間だけではない!炎を道具として用いる鳥が発見された!!





近年、少し変わった動物の発見が相次いでいる。

このたび、オーストラリアにて発見された鳥類の中に、なんと火を使って狩りを行う習性を持つものがなんと3種類も発見されたという研究結果がなされたのである。

基本的に一部の野生動物は火を恐れて近づかないとされており、また火を用いる事ができるのは人間以外では一部のサル科の生物のみであるとされてきた。今回の発見は定説を覆すものになりそうだ。

火を用いるのは「Milvus migrans(トビ)」「Haliastur sphenurus(フエナキトビ)」「Falco berigora(チャイロハヤブサ)」の猛禽類3種。獲物となる小動物をおびき出すため、火のついた枝をくわえて運び、草むらに投下するのだという。これらの鳥類は単独ないしは集団で行動するとのこと。

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今回の研究を行ったオックスフォード大学のアレックス・ケースリンク氏らによると、山火事などが発生した際に多くの動物が逃げる様子や、小動物が火から逃げる習性を見て利用し、更に次の世代に受け継がれていって火を利用するようになったのではないかと考察している。

この火については、自然発火することのあるユーカリの枝や、人間の焚き火を利用している可能性が上げられている。実際にオーストラリア在住の人々の中には落ち葉焚きなどの火に近寄り、燃えた木切れを持っていく鳥の様子を目撃した事例が存在している。また、先住民族であるアボリジニの伝説にも「火を運ぶ鳥」が登場しているため、伝説上の存在と思われていた鳥が実在したと判明した事になる。

ちなみに火力をコントロールすることはできないため、時に類焼が広がって山火事の原因になることもあるそうだ。

オーストラリアには森林火災をきっかけに発芽する「バンクシア」という植物や、火事で焼けた樹木を選んで産卵するタマムシの仲間も存在している。

ともすれば危機となる山火事や自然火災を種の保存や生存に活用しようとするしたたかな動物たちの戦略が伺える。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 ©Mike Jarvis YouTube

 

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