「見ると呪われる」「手に入れてから不幸が起きるようになった」とする「呪われた絵画」は世界各地に存在する。
例えば本アトラス監修の山口敏太郎も、「呪いのモナリザ」とされる複製品を所有している。中にはネット上に画像が出回っているため、見たことがある人もいるのではないだろうか。
写真の中の絵はニュージーランドで発見されたものである。
アクリル絵具を用い、赤い背景に褐色の器らしきものが描かれた少し不気味な印象を与えるものとなっている。
この絵はニュージーランドのオークションサイトに出品されたのだが、出品者曰く「この絵には幽霊が憑いていた」ため手放すことを決意したのだという。
出品者はもともとこの絵をアンティークショップで購入したという。しかし、この作品を入手して以来、出品者の家には「影ののような人物」が目撃されるようになった。それだけでなく、異常な渇きに悩まされるようになったため、呪われているのではないかと思ってニュージーランドのオンラインオークションサイトである「トレードミー」に出品したのだという。
ある夜は誰も触れていないのに壁から落ちたり、別の夜には影のような人物が、絵が掛けられていた2階の部屋にいたのを目撃するなどの怪異が度々起きていたと出品者は語る。
「売るのはちょっと気がひけるのだが、超常現象に興味がある人の手に渡ってもらえれば」とも述べていた。
その後、オークションの結果絵は150NZDで落札。新たな持ち主の手元に渡ったという。
新しい持ち主の元でも絵は怪異を引きおこしているのだろうか。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©trademe