お笑いコンビ・バイきんぐの西村瑞樹が、ただいま意外な形で脚光を集めている。
バイきんぐといえば、これまではハゲキャラとして需要の高い小峠英二のほうが遥かに注目されがちではあった。しかし西村は2017年末頃からジワジワと世間で注目を集めはじめ、2018年はいよいよもって芸人として大ブレイクを果たすのではないかと見られている。
西村が躍進するチャンスを掴んだのは、ATLASでも度々話題に挙げているテレビ朝日の人気番組『陸海空 地球征服するなんて』での旅ロケ「西村アース」がことのほか好評だったからだという。
「西村アース」というと、以前ATLASでは企画の内容がTBS系列のバラエティ番組『ロケみつ』に酷似しているのではないかとも囁かれていたが、現在ではそんなウワサを吹き飛ばすほどに俄然人気を獲得していて、『陸海空』を代表するコーナーにまで成長している。
その要因ともなったのが、出演するバイきんぐ西村の異様ともいえる奇人変人ぶりだという。
西村は『陸海空』のロケでタイにて約12日間の極貧旅行を行ったのだが、その内容はというとタレントのロケ企画とは思えない低レベルなもので、西村は何を食べても「うまい」「おいしい」としか言わないほか、番組の都合を無視してひたすら安い水をコンビニで探すなど、相方の小峠からも「こいつ(西村)には番組を盛り上げようという気持ちがない」と苦言を呈されていた。
しかし、そんな西村の飾り気のない人間性が、多くの視聴者に対して極貧旅行の魅力を伝えるのに一役買い、さらに番組自体の人気を後押ししているのだという。
西村の気取らない性格を表したエピソードにこんな逸話がある。
これは都市伝説のひとつなのだが、バイきんぐ西村は売れる前までは某一流会社で電話クレーム処理係りのアルバイトをしていたこともあり、あまりにクレーム処理の対応が上手なので一時は社員雇用の話もあったほどだという。
しかし、西村自身は自分でもいうように口下手であるため、「そのバイトをしていた時に、例えば何か笑えるクレームがあったか?」などのエピソードトークが上手く話すことが出来ず、また話したとしても編集段階で全てカットされてしまうという。
これは芸人にとって、たいへんデメリットなことである。
そうはいっても、多くのファンにしたらこの不器用さがタマらないことが西村の魅力であり、人気の秘密なのかもしれない。
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バイきんぐ・・・「ラーメン屋」/『バイきんぐ単独ライブ「クィーン」』より
(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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