数多くの伝説を作っているミスタージャイアンツ・長島茂雄と並び、日本の野球界を支えた名選手と言えば「世界のホームラン王」王貞治である。
長島ほどではないが王も数多くの伝説に包まれている。
中華料理屋の息子に生まれた王は、毎日おやつがわりにラーメンやカレーを平らげ、さらに夕食を食べた後、夜食にうどんなどを食べていたという。
この大食漢は、大人になっても続き、プロ野球時代も仲間たちと一緒に中華料理屋などに行くと、運ばれてくる皿を次から次へと平らげるので、誰も王の横に座らなくなったという。
食事だけではない。お酒もメチャメチャ強い。WBCの監督を務めている時、部屋にあった1ダースのビールを1日で飲み切ったことがある。
現役時代、俳優やタレントの酒豪と呼ばれる人たちと酒の飲み比べ合戦をしたことがある。しかしいつも負け無しだったという。
唯一、王貞治が負けたのは、横綱の大鵬だけであったという。
これもまた良き昭和のエピソードである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)