アメリカ・カリフォルニア州で22日、夜空に謎の飛行物体が出現し、UFOか!?と話題になった。
初めは白い煙が夜空に伸びているような形状だったものが、次第に先端部が膨らんでいき、まるで半透明のバリアが生じているような形状に変化していく。
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SpaceX Falcon 9 Launch (Anaheim, Ca) [4K]
この物体はカリフォルニア州南部をはじめ広い範囲で観測されており、多くの人がカメラでの撮影にも成功していた。撮影された写真や動画はネット上に上げられ、各所で「UFOか!?」魚が飛んでいるみたい」とするコメントが寄せられていた。
中には「ついにミサイルを射ったのか?」という書き込みもあった。勿論騒動はネットだけでは収まらず、現地では警察などに通報が寄せられ、消防車が出動する騒ぎにもなっていた。
果たして、この物体の正体は何だったのか?
実は、この飛行物体はカリフォルニア州空軍基地より民間宇宙開発企業「スペースX」が打ち上げたロケットだったのである。
夜間に雲や霧の中を高速で進む物体が、奇妙な形状に見える事はままある。アトラスでも過去、バリアーのようなものを展開して進む飛行物体が中国で目撃されたケースを紹介したが、この時の正体は飛行機だった。
今回のケースも大気圏を離脱しようとするロケットがこのように見えただけとの結論が出ている。
なお、ネット等での盛り上がりを受けて、スペースX社CEOイーロン・マスク氏は「Nuclear alien UFO from North Korea(北朝鮮から飛来した核のUFOだ)」とジョークツイートをし、騒動に花を添えた。
普通の物体が天候次第で奇妙な物体に見えてしまう事も少なくないのである。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 ©Skyes9 YouTube