迷子の子供を守る、サンタの手伝いをする巨人の妖精『リューベツァール』

 以前、本アトラスではドイツなどを中心に伝わるクリスマスに登場する精霊「クランプス」やサンタと共に現れる「黒いサンタ」について紹介した。

 これ以外にも、サンタと共に行動したり手伝うとされている妖精は多く、北欧には「トント」や「ニッセ」といった小人たちが手伝うとされている。

 ドイツやチェコのボヘミア地方には、「リューベツァール」という名の山の妖精の伝説が残っており、名前には「勘定の番人」の意味がある。

 山の主として知られ、チェコでは人間嫌いで山に入ろうとする人間に悪さをするとされ、狩人や炭焼き職人、薬草摘みの人など様々な姿に化けるとされている。

 一方でドイツでは非常に大きな体を持つ善良な山の妖精であり、森の中で迷子になった子供を危険から守ってくれるとされていた。また、彼はクリスマスに聖ニコラス(サンタクロース)が子供達にプレゼントを配るのを手伝っているとも言われている。

 一説では、別の地から移住してきた鋼夫達が、自分の地元で囁かれていた鉱脈の妖精の言い伝えを持ち込んだことにより生まれた、割と新しい由来を持つ妖精ではないか、とする見方もある。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Wikipedia Rübezahl, Moritz von Schwind, 1859




 

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