俳優・寺島進と言えば、北野武監督の映画には欠かせない俳優であるが、2017年12月23日テレビ朝日系列で放送された「ビートたけしの超常現象[秘]Xファイル」に出演した。
アトラスでも過去に寺島が借金をしてアメリカまで北野武監督に会いに行った話を報じたが、今回の番組でも大変興味深い話を披露していた。
その霊体験とは、まだ寺島が若かった頃、バイクを使って各地を旅をしていた。四国をバイクで巡るために、東京からひたすらバイクを走らせていた。途中滋賀県で田村神社という神社を見つけ、そこで軒下を借り仮眠をとることになった。
疲れていたのだが、なかなか眠れず、ふと気になって振り返ったところ、母親らしき女性と手をつないだ子供の霊が立っていた。
(やばい、これは夢だ・・・夢に違いない)
と思い込んで無理に寝ようとしたが、なかなか寝付けない。そのうち背後から女が近づいてきて、寺島の背中にそっと手を触れたという。
どれぐらい時間が経っただろうか、もう一度女のいた方向を見てみたところ、既に親子の幽霊は姿を消していた。
他にも、ホテルに泊まってると天井の辺に裸の女性がたくさん浮遊していたり、しょっちゅう幽霊を見てしまうのだという。
さて、この滋賀県の田村神社と言うのは、多分甲賀市にある田村神社だと思われる。
霊験あらたかな神社であり、寺島が無事に何事もなかったのも神様のご加護があったからであろう。
ちなみにこの田村神社、征夷大将軍の坂上田村麻呂を纏っている神社であり、開運厄除けや交通安全にご利益があるという。
滋賀県と三重県の国境にかつて悪鬼が出没し、交通の往来を妨害していた。そこで天皇の命令を受け、田村麻呂が出陣し見事悪鬼を打ちとった。そのことを評価され神社に祀られているわけだ。
ひょっとしたら寺島進の成功も、田村麻呂の天祐かもしれない。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Wikipedia 坂上田村麻呂(菊池容斎『前賢故実』より)