よく似た妖怪が朝鮮半島にも?天狗の世界に現れる幻獣「鉄を食う獣」とは

江戸時代の思想家、平田篤胤が天狗にさらわれて天狗の世界にいき、修行までしたという少年・天狗小僧寅吉から聞いた言葉を記した書物「仙境異聞」に出てくる妖怪。

彼の言によれば、「鉄の出る山に生まれる奇妙な生物」だという。

この妖怪ははじめは山蟻ほどの大きさしかないが、砂鉄を食べてどんどん大きくなる。体が大きくなるごとに食べるものも針、釘、火箸とどんどん大きくなっていき、最終的には馬ほどの大きさにまで育つという。




そして、成長しきってしまうと体から自然に出火して焼け死んでしまうとされている。

なお、鉄を食べるためか全身の毛は針のようだという。この獣には名前がなく、ある人は麒麟と呼んでいるが正しい名称かはわからない、とされている。

さて、この獣に似た伝説が実は朝鮮半島に存在している。名をプルガサリ・・・不可殺と言い、はじめは虫のようだったが針などの鉄を食べていくうちにどんどん大きくなり、鉄を食べているため刃物を通さない体になって手が着けられなくなってしまう。

最終的には火に焼かれて死ぬのだが、寅吉自身が何らかの文献によってこの伝説を知ったとは考えにくいため、やはり彼の師が彼に教えたと考えるのが妥当であろう。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『プルガサリ [DVD]』より

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