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「ノアの方舟」実在した!?トルコのアララト山に存在する謎の「舟型地形」

「ノアの方舟伝説」は、聖書に登場する有名な伝説である。

 ある日、神に選ばれたノアは、夢で人類を滅ぼす大洪水がやってくるという神のお告げを聞く。早速、ノアは巨大な方船を作り、家族と動物を乗せ、押し寄せた大洪水を乗り切り、人類の始祖になるという壮大な話である。

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 これは単なる伝説に過ぎないと言われてきたが、実際にノアの方舟の残骸らしきものが発見され、多くの人々の注目を集めてきた。新約聖書の創世記8章4節によるとトルコのアララト山にノアの方舟は漂着したとされている。

 そして、実際にアララト山にはまるで船を伏せたような巨大な地形が存在し、更に1949年にアララト山中にて細かい樹脂で作られた、紀元前の船の残骸らしき物体が発見されたた。ここから、海外の研究者を中心にアララト山での調査が加熱していくことになる。2010年になると前述の残骸と同一かどうかは不明なのだが、ノアの方舟の残骸らしきものが発見され、また伝説での記述と一致する部屋の間取りのような地形がこの場所に存在する事が判明したのだ。

 当然ながら「舟型地形=ノアの方舟」説には異論や反論も多い。特に地質学的見地からは否定意見が多く、舟型地形は堆積物と造山活動、浸食によって生じた少し変わった地形でしかないとする意見が大半だ。しかし、それでもアララト山のノアの方舟を研究する人々が多いのは、それだけ「ノアの方舟」の伝説が多くの人を惹きつける魅力に満ちているからではないだろうか。

(監修:山口敏太郎/田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 ©Strange Mysteries YouTube