2017年12月8日、野村克也の妻であり、おさがわせタレントとして有名だったサッチーこと野村沙知代が自宅で倒れ、病院に搬送されたが意識が戻ることなく亡くなった。
まずはご冥福をお祈りしたい。
さて、サッチーには数々のエピソードがある。アメリカ人の前夫との間に生まれた2人の息子との絶縁、実の弟との絶縁などが知られているが、明石家さんまとの確執はあまり知られていない。
90年代の事だと言われているが、テレビ朝日のある企画で明石家さんまとサッチーが共演した。学歴詐称問題や様々な問題に鋭く突っ込むさんまに対して、サッチーの顔色がみるみる変わっていった。そして、番組中にもかかわらず遂にサッチーは自分の楽屋に逃げ帰ってしまった。
スタッフは大慌てでサッチーに謝罪したが、機嫌は直らない。
さんまに向かって番組スタッフたちは 「サッチーに謝罪してください」と懇願したが、逆にさんまは絶対に謝らないと言う。
そのうちさんまも「もう一生、テレビ朝日には出ないぞ」と言い捨て、そのまま家に帰ってしまった。
また、サッチーはかつて日本中を騒がした学歴詐称問題に対して、こんな風に大真面目な顔でコメントしていた。
「コロンビア大学留学ではなく、コロラド大学留学である。間違えたのは取材した編集部の記載ミス、背後には読売巨人軍の陰謀がある」
学歴詐称問題と言えば、ショーン・Kの事件が最近では思い出されるが、いつまでたってもこの話題はついて回る。
女傑という言葉がまさに似合うユニークな人物であった。天国・・・もしかしたら別の場所かもしれないが、そこではまた色々と暴れてもらいたいものだ。
(和田大輔 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『女房はドーベルマン』より