アトラスでは筆者が坂本龍馬が好きと言うこともあって何度か龍馬を記事にしている。アーカイブからお勧めの記事を抜粋すると「坂本龍馬のあの有名な戦略は元ネタがあった」「坂本龍馬は怪談好きだった」「武田鉄矢が坂本龍馬を好きになったのは坂口征二があまりにも強すぎたから」などが代表的な過去記事だ。
2017年11月26日フジテレビ系列で放送されていた「ワイドナショー」で坂本龍馬の名前が歴史教科書から消えると言う問題に関して、芸能界一の龍馬好きである武田鉄矢がコメントを発表した。
他にも消える武田信玄や上杉謙信を例を挙げて、武田は「地方の歴史を作った人間を消すつもりか」と指摘した。
また、司馬遼太郎の言葉を借りてこんなことにも言及した。
「私は小説を書くことによって人間の相場を変えたい」
確かにその通りである。人間の評価と言うのは小説や映画によって左右される。しかしそれが歴史というものではないだろうか。
さらに武田はこう続けた。
「1人の人間が歴史を変える事は十分にある。歴史というのは見方によって価値が変わってくるものだ。明治維新は龍馬と言う明るい青年がいなかったら、ただの暗い権力闘争に過ぎない」
武田の発言は、全国龍馬ファンの本音を代弁してくれたと思える。日本の歴史の良さと言うのは、龍馬のような人間が教科書や歴史書に載っているからこそ価値があるのではないだろうか。
誰も殺さない。むやみに戦争しない。このように龍馬のような偉人は他の国ではあまりいない。そんな龍馬が歴史の教科書に載ってるからこそ、日本の歴史や日本人のあり方が正しく伝えられるのではないだろうか。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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