かつて多くの人が最期を迎えた場所では、幽霊が目撃されることが多いという。既に使われなくなり、廃墟になって久しい病院や教会、刑務所などがそうだ。中でも多くの人々が死を迎えることとなった刑務所は、多くの霊が今もなおさ迷う場所だとされてきた。
アトラスでも、ブラジルの刑務所で撮影された囚人の亡霊らしき姿や、北アイルランドの刑務所廃墟で捉えられた謎のオーブ等を紹介している。
こちらの動画は先日、イギリスはコーンウォール州に存在するボドミン刑務所で撮影されたもの。今は既に廃墟となっているが、刑死した多くの霊がさ迷う心霊スポットとして有名な場所でもある。
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Ghost Hunter Spots ‘Ghostly Figure of Jealous Man Who Murdered Young Lover after she Dumped Him’
ここに調査に訪れた民間の心霊研究チームは刑務所の、中でも幽霊が出る可能性が高いとされた複数箇所に監視カメラを設置。今は人気もなくなった刑務所を一晩中撮影することにした。すると、ある回廊に設置されたカメラが奇妙な黒い影がを捉えていた。問題の影は一見普通の人間が突き当りの廊下を歩いて通り過ぎていっているだけのように見えるが、全体が黒く顔の部分だけ奇妙に白い、不自然さを感じさせるものとなっている。
またカメラを仕掛けた後、心霊研究チームは建物の管理者に頼んで廃墟内に誰も立ち入る事ができないようにしていたため、第三者が映り込んだ可能性はきわめて低いという。
この人影について、研究者らは1909年にこの刑務所で死刑に処されたウィリアム・ハンプトンの幽霊ではないかと考えている。彼は嫉妬から自分を捨てた若い女性を惨殺した殺人犯であり、この刑務所で最後に死刑となった囚人でもあった。そしてカメラが向けらていたのは、この刑務所で一番幽霊が目撃されると言われている、処刑される囚人が最後の時を迎える前に通される部屋だったのである。
この動画に映ってしまった人影が本当に殺人犯の霊だったのかは解らない。だが、人間などが映り込む余地も無かったため、映像を検証し更なる追跡調査を行う予定であると語っている。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 動画 ©DXD Tube YouTube