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【ト者VS.民間人】「半年後に死ぬ」と告げた占い師に損害賠償!

訴訟大国のアメリカを筆頭に、海外では少し変わった理由で訴訟や裁判が起きたりする事がままある。

あるフランス人女性、自分を半年前に占った占い師の女性を告訴中だという。

依頼者の女性は、昨年の2016年7月にこの占い師に電話で相談をした。£25の料金がかかる有料の電話相談で、その時抱えていた悩みを占い師に打ち明けたのだという。しかし、占い師は彼女に残酷な未来を告げる−−−彼女には病魔の影があり、良い医者を見つけられなければ6ヶ月以内には亡くなってしまうというのだ。




ショックを受けた彼女はそれから直ぐに様々な医療機関や、名医と評判の医師の元に通ったが、どの医師も彼女にそれと思われる病巣も病気もなく、至って健康体であると診断するのみであった。彼女は「自分の寿命が近いのではないか」という強迫観念にかられた結果、心療科で心因性の病にかかっていることが判明した。

占い師の占い結果に翻弄されてしまうことは洋の東西を問わずまれに聞かれる。本アトラスでも芸能界の疑惑として「ある頭脳派女優」のケース等を紹介した。またルーマニアでは女優を洗脳した魔女二人が逮捕される事態が起きている。

「このように心因性の病気になってしまったのは、間違った占い結果に翻弄されたせいだ」として、彼女は自分に死の宣告をした占い師を損害賠償で訴える事にしたのだという。

フランスの国立異常芸術研究所所長は、L’Est Republican紙に次のように語った。




「病気をきちんと診断できるような人でなければ、安易に誰かの死を予測するべきではない。いたずらに不安を煽ったり、依頼者を脅かすことは行動規範に完全に反する。このような占いに関する苦情は毎月数十件寄せられている」

この事件は、今月後半にフランス東部のティオンビルにある裁判で起訴される予定だという。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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