伝説の”角ある馬”「ユニコーン」とは、神話などに出てくる幻獣である。
別名「一角獣」とも呼ばれており、馬に似た体を持ち、頭部には一本の角が生えていると伝えられている。現在でもその角とされるものが残されているが、それは海洋生物「いっかく」の角である。しかし、その「ユニコーン」が実在するという人々がいる。
角の生えた馬なんぞこの世の中にいるものかと筆者は思っていたのだが、2008年、イタリアのトスカーナに位置する自然保護区には「ユニコーン」がいるというのだ。にわかに信じがたいニュースだが、その公園の「ユニコーン」は”一本の角がはえた鹿”であった。
文字どおり馬鹿な話だが、この「ユニコーン」と呼ばれた鹿の兄弟たちはごく普通の鹿であり、この「ユニコーン鹿」のみが角がはえているという。このように鹿や馬は現実に数十万頭に一頭ぐらいの低い割合で角が生える突然変異体が生まれるらしい。
我が国にも、角のはえた馬という記録は残されており、横浜にある「馬の博物館」には馬にはえた角のサンプルがあった。現在は某大学に貸し出されているとのことだが、大変貴重な品物だ。
また、和歌山県では馬の角を「馬角さん」と呼んで神聖視しており、漁船に積んで湾内を廻るというお祭りが開催されているらしい。
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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