【憑拠】度重なる暗殺、病死…ケネディ一族の呪いはある少女から始まった!?より続く
ケネディ家が政界に進出するために、ロボトミー手術を施されたローズマリー。
しかしその後、一族に不幸が振りかかる。
長男のジョゼフ(ジョン・F・ケネディの兄)は第二次世界大戦にパイロットとして参戦していたが、1944年7月ベルギー領にあるドイツ軍基地を爆撃するミッションに参加した際に、不幸にも飛行機が空中爆発し戦死。1945年8月に次女キャサリンの夫のハーティントン侯爵が戦死し、1948年にはキャサリン自身も南フランス上空で発生した飛行機の墜落事故に巻き込まれ、死亡している。
悲劇はまだ続く。
1956年にはケネディ大統領の妻ジャクリーンが娘を死産。1961年にはケネディ大統領の父にあたるジョゼフが脳溢血になり、以降アイツハイマーを引き起こす。更に1963年にはケネディ大統領の息子パトリックは生まれてから2日後に死亡。
1963年11月22日、アメリカはテキサス州ダラスにて銃撃され、彼は帰らぬ人となったJ・F・ケネディ大統領。
1964年にはケネディ大統領の弟、四男のエドワードの乗った飛行機がイギリスで墜落、本人は助かったものの、パイロットが死亡するほどの事故であった。
1966年には三男ロバートの妻の兄(つまり、ロバートの義兄)が飛行機事故で死亡。1968年にはケネディの大統領時代に司法長官を務め、大統領候補でもあった弟で三男でロバートの暗殺されている。
そして1969年には四男エドワードのスキャンダルが発覚した。エドワードは大統領候補になるほどの人気を集めるが、兄ロバートの追悼パーティーの帰りに、ロバートの秘書だった女性を助手席に乗せて走行中、海に転落、その女性を救助せずにそのまま見捨ててしまったという事件であり、これ以降彼は大統領候補から大きくはずれてしまった。
こうして、一族の不幸は彼女の無意識下の怨念によって引き起こされたものだと考えられるようになったのであった。
妹のローズマリーに対する負い目もあったのだろうか、ケネディは下院議員時代にロボトミー手術の有効性を調査する団体をつくり、その有害性が広められるきっかけを作り、ジョセフもその運動に力を入れていたと言われている。
2005年01月09日、ローズマリーは兄妹たちに見送られながら亡くなった。兄妹たちが不慮の死を遂げ続けてから、初めての自然死だった。
まったくもって因果が巡る話であるが、前述したようにいずれも政治に意欲的だったとされる人物に不幸が起こっているが、ローズマリーの死後にケネディ家で不幸な死亡者は出ていない。
こうしたことからもケネディ家の呪いはローズマリーによるものだと言われているのである。
ちなみに、ケネディ大統領の子供は4人おり、前述した通り二人が夭折し、一人は事故死を遂げているが、唯一、長女のキャロライン・ケネディ、元駐日米国大使のみが存命である。
彼女はコンサルタントとして活躍したのちに、政治に関わる意欲を見せた。世論からも上院議員になる資格があるとして人気を集めたが、急遽、一身上の都合で出馬を取りやめている。彼女は政治家になり不幸な生涯を辿った親族の姿を思い起こしたのだろうか。
このような連続した不幸は他にも存在する。
アトラスのアーカイブから拾ってみると、熊取町の連続怪死事件やリアルデスノート事件、ハワード・マーシャル一族の連続死亡事件、フリッツ・フォン・エリック一家の事件などが挙げられる。
関連動画
The Kennedy Curse: Family Tragedies – JFK, RFK, etc
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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