牧場で元気に過ごしていた牛が、ある日奇妙な変死体で見つかる・・・キャトルミューティレーションと呼ばれる現象は、余りにも不可解な死に方であるために宇宙人が動物を生体実験した痕跡ではないかとされた。
現在ではキャトルミューティレーションは自然現象で説明がつくとされているが、家畜が謎の大量失踪をするなど、時折やはり宇宙人が関与していたのでは?と思われるケースも存在している。
アメリカはワシントン州タコマ在住の酪農家が、2000年に奇妙な体験をしたと証言している。
2000年10月12日の12時ごろのこと、彼は飼育している牛に穀物を食べさせようとした。だが、牛たちは普段と違って食べ物に興味を示そうとせず、歩調を合わせて厩舎の片側にひとかたまりになって集まっていたという。
その様子を見て、彼は牛たちが何かを恐れているかのように感じたと彼は述べる。こういう時は牛たちに何か異変があった時と知っていたため、彼は群れの中に死んでしまった個体がいるのではないかと思いつつ、牛たちの様子を確かめるために近づこうとした。
すると、彼は厩舎の端に奇妙な何かが潜んでいたのに気がついた。
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黒と灰色の肌で覆われた、4フィートほどもある背の高い大きな頭の人型生物だったのだ。その目はつり上がったアーモンドの型をしていて、大きさこそ違うもののグレイ型エイリアンを彷彿とさせるものだった。それは密かに彼や牛の様子を監視していたようで、牛たちはこの生物を恐れていたことは容易に解った。
彼はすぐに助けを呼ぼうとしたものの、急に体に痺れるような衝撃を覚え、動くことはおろか叫ぶことも話すこともできなくなってしまったのだという。やがてその巨大なエイリアンは姿を消し、ようやく体が動くようになったため、彼はその場から家へ逃げ帰ったと述べている。しかし、自分の見たものや体験が現実のように思えなかったし、誰にも信じてもらえないと思ったので彼は家族や当局に自分の見たものについて誰にも言わなかったという。
しかしちょうど先月、カリフォルニアの野生生物の役人である男性が、同じような生物を見たと証言していたため、長らく秘密にしていた自身の体験を公にすることにしたのだという。
果たして、彼が目撃したものは何だったのか。キャトルミューティレーションを行おうとしていたのか?だとすれば、彼や牛たちがその被害に合わなかったのは幸運だと言えるかもしれない。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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