「アリマスポイ人」

 アリマスポイ人は古代ギリシャ人の伝承で、ヨーロッパ北方の地に棲むと言われた隻眼の巨人族である。

 ローマ時代の博物学者プリニウスは地の果てにある北風の吹き出てくる所、“北風の洞穴”からそう遠くない所にこのアリマスポイ人が住んでいると述べている。

 更に彼は「彼らは一つ目で、目は額の真ん中についている。いつもグリフィンと闘っていると言うことだが、グリフィンとは通常翼を持って描かれる一種の怪鳥で、鴻山から金を掘って保有し、並外れたどん欲さを持って金を守っている。

 ところがその金を、アリマスポイ人はグリフィンに勝るとも劣らぬ貪欲さで虎視眈々と狙っているのである」と説明している。

 プリニウスより前の時代、古代ギリシアの歴史家であるヘロドトスも、アリマスポイ人の実在には疑問を示しつつも、彼らによってギリシアに金がもたらされるのだと記していた。

 しかしこの金を守る怪鳥グリフィンの話やアリマスポイ人の話は、今では金鉱発見者がよそ者を採掘所に近づけないように流した噂が元になっているのではないかと考えられている。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY




 

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