妖怪

山に出る、いたずら好きの妖怪「きのこ」

 きのこは柳田國男が「遠野物語・山の人生」で報告している妖怪である。

 奈良県の吉野地方に出る怪物で、3~4歳ぐらいの子供のような姿で木の葉の着物か青い衣を身につけているという。子供らしく悪戯好きで、山で仕事をする人達の弁当をこっそり盗って食べてしまったりするという。




 一方で現代の北海道では、少し変わったキノコのお化けとも言うべきものが目撃されている。北海道の釧路市にて報告されたその妖怪は1メートルぐらいの白いキノコのような形をしていて、道を歩く人を追いかけてくるという。追い払おうとしてうっかり棒などで殴ると、自分の股間が痛くなるとも言う。

 また女性がこの妖怪にあった後に良縁に恵まれたという話もあり、一説には道祖神が何らかの形で動き出したものではないかとされている。

(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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