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中世の墓から出土した怪物の骨・・・埋葬されていた生物の正体は何?

古い墓から人間のものではない古い骨が出てきたら、あなたはどう思うだろうか。

イギリス領チャンネル諸島ガーンジー島にて、中世の古い墓地から奇妙な骨が出土して話題になっている。

その骨は見ての通り、人間とは違って長い頭部を持つ異形のものとなっている。果たして、この生物は何なのだろうか?

この骨はオックスフォード大学のフィリップ・デ・ジャージー氏と彼の研究チームが発見したもので、ガーンジー島に存在するシャペル・ドム・フーの中世に成立したとみられる埋葬地の発掘調査の際に出土した。彼らは中世の修道僧の遺骨を見つけることを期待していたが、代わりに奇妙な生物の骨格が発見されてしまったのである。

一見化け物の骨のようにも見えるが、この骨は鑑定の結果ネズミイルカの一種のものであることが判明した。しかし、特徴的なのはこのイルカがまるで人間の遺体のように丁重に埋葬された痕跡があることだ。これがただイルカを食べたり漂着したイルカだったとしたら、わざわざここまで丁重に扱ったりしないだろうからだ。

デジャージー氏は、「今回の発見は非常に独特なケースであるため、すぐに答は出せない」として更なる調査を行う予定であるという。

周囲を海に囲まれた島では、海の生物に対して独特の信仰があったかもしれない。調査の結果、どのような結論が導き出されてくるのか。多くの人が期待して見守っている。

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Excavation at Chapelle Dom Hue, Guernsey — day 11

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Guernsey Archaeology youtube