米国大統領には、20年に1回訪れる不気味なジンクスがある。
なんと20年に1回、アメリカの大統領は命の危機に見舞われるという呪われた歴史があるのだ。この不吉なジンクスは「ゼロファクター」と呼ばれ米国では広く知られている。
「科学では説明できない 奇妙な話 偶然の一致」(河出夢文庫 2002年11月1日)を参照しながら説明してみよう。
1840年に選出されたウイリアム・ハリソン大統領が就任30日後に肺炎で死亡した。
1860年に選出されたアブラハム・リンカーン大統領は、南北戦争終了時の1865年4月、観劇中に暗殺された。
1880年選出のジェームズ・ガーフィールド大統領は、母校の同窓会に出席したとき弁護士に射殺されている。
1900年選出のウイリアム・マッキンリー大統領は、ニューヨークのバッファローで開催されたパンアメリカン博覧会でユートピア無政府主義者によって暗殺された。
1920年選出のウォーレン・ハーディング大統領は、1923年の夏に遊説中に心臓発作、更には脳溢血を起こし死亡した。
1940年選出のルーズベルト大統領は、第2次世界大戦末期に、サンフランシスコの演説原稿をチェック中に脳溢血で死亡した。
1960年選出のジョン・F・ケネディ大統領はテキサス州を訪問中、凶弾に倒れた。
1980年選出のロナルド・レーガンは、就任の翌年1981年に銃弾で狙撃され、危うく命を落としかねた。この時レーガンの身代わりとなった補佐官は、頭部を打たれ車椅子生活を余儀なくされた。また辛くも命を取り留めたレーガンも、後にアルツハイマーが進行した。
2000年に選出されたジョージ・W・ブッシュ大統領は、2001年9月11日にニューヨークで発生した同時多発テロという未曾有の人災に遭遇している。この時、ホワイトハウスや、大統領の保養地であったキャンプ・デービットも標的にされていたと言われている。
(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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