9月8日、アメリカ映画『バトルシップ』が日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送された。
『バトルシップ』は日本では「バトルシッパー」と呼ばれる熱烈なファンを多数生み出した超人気SF大作であり、「金曜ロードSHOW!」での放送を心待ちにしていたバトルシッパーは非常に多かったという。
ところが放送こそ決まったものの、このバトルシップは受難の連続で、放送直前まで何かしらのトラブルが連鎖していたという。
まず、バトルシップは金曜ロードSHOW!内ではそもそも6月23日に放送される予定であったが、6月17日に起こったアメリカ海軍のミサイル駆逐艦とフィリピン船籍コンテナ船が衝突事故を起こした影響から日テレ幹部が「時期としてふさわしくない」との理由で放送自粛を決定していた。
そして代替えとして設定された昨日9月8日も、「グラチャンバレー2017 女子3日目 日本対ブラジル」がまさかの放送延長、バトルシップは約1時間も放送が遅れてしまうことになった。
さらにトラブルは続き、放送中に秋田で震度5強の地震が発生しテロップ付きで速報が流れてまうなど、「録画して後で楽しもう」と目論んだバトルシッパーは今回の放送で大きな泣きをみる羽目になったという。
その他にも前日にはメキシコ沖でマグネチュード8の地震が発生、太陽表面の爆発現象「フレア」によって地球の全電子機器にトラブルが生じる可能性もあったなど、自然現象系のトラブルが相次いで起こっていた。
そのため一部では、バトルシップのストーリーがあまりにリアル過ぎたためにこれから地球征服を謀略しようとする、ある星の宇宙人があらゆる手を使い金曜ロードSHOW!の放送を妨害して地球人に見せたくなかったのではというトンデモ都市伝説も囁かれた。
もっとも「宇宙人の妨害工作説」はかなりエキセントリックな妄想だが、日本での『バトルシップ』放送前後にこれだけ多くの事件が発生する原因は解明されておらず、関係者は首を傾げるばかりだそうだ。
(文:アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像は『バトルシップ [Blu-ray]』ジャケット写真より