欧米を中心に世界中で発見されている、畑に忽然と現れる謎の幾何学図形「ミステリー・サークル」。
現在ではその大半が人為的なものだとされているが、未だに一部のミステリー・サークルは異星人やUFOなど、超自然的な原理で出来ているのではないかとみられている。例えば、いつ誰がどうやって作ったのかわからないほど複雑な図形であったり、サークルが巨大であったりするケースだ。
今月の2日、イギリスはウィルトシャー州の麦畑にて、久々に巨大で複雑なミステリーサークルが一夜にして出現し、話題となっている。大きさは直径約60メートル、同心円の中に花もしくは太陽を思わせる記号が描かれている美しい造形となっている。
ミステリーサークルが現れた農場の持ち主Shelley Klindt氏によれば、昨日までは何もなかったにも関わらず、早朝の4時30分に小麦畑へ出てみると、奇妙な模様が出現していたため慌てて通報したのだという。
このミステリーサークルは久々に規模の大きなものであったこともあり、多くの人々が見物に訪れたとのこと。先週土曜日には、実に130人もの人々が訪れ、中にはメディアを初めヘリやドローン等で上空から撮影する人もいたとのこと。
一躍観光地になってしまったこの麦畑だが、Klindt氏の頭を悩ませている問題がある。それは、このミステリーサークルが出現してしまったことによる損失だ。ミステリーサークルは成長した麦などの草が倒れる事によって造形されているため、収穫できる作物が倒された分だけ減ってしまうのだ。今回は直径が約60メートルあるので約8トンもの穀物が失われた事になる。
そこで、Klindt氏は損失補てんのための募金の呼びかけを行っているとのこと。ちなみに、このミステリーサークルは今週の金曜日の収穫で無くなってしまうとのことだ。
勿論、警察でもミステリーサークルの作成による損失を重くみており、刑事犯罪になるとの見解を出すと同時に付近の農家に注意喚起を行っているという。
なお、このミステリーサークルでは奇妙な現象も報告されている。それはまた別の記事を参考にして欲しい。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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