怪談

サザエさん「怪談」グロ過ぎ!?マスオさんの恐怖演出で視聴者も凍り付いた

 8月6日に放送された『サザエさん』が「モノ凄く怖すぎた!」と話題になっている。

 この日、放送されたエピソードの一つ『磯野家の怪談』は、タイトルの通り夏の風物詩「怪談」を題材にしたもので、オープニングからマスオさんがカツオとワカメに怪談を語っているシーンが放送された。




 カツオは「なんだい!そんな子供だまし」とマスオの話をこき下ろすのだが、徐々にカツオの心に恐怖心が芽生え始め、最終的には自分ひとりでトイレに行けなくなってしまう・・・というのが『磯野家の怪談』の大まかなあらすじだった。

 この放送直後、「マスオさんの怪談が予想以上に怖かった」「サザエさんにしては本格的な怪談だった」とネットで話題になったていた。

 それもそのはずで、劇中でマスオさんが披露した怪談は番組オリジナルではなく、なんと日本の古典怪談の名作『子育て幽霊』の一節であり「母親の幽霊が子供を抱えて墓場から出てくる」という、普段のサザエさんでは考えられない衝撃的なシーンが挿入されたのだ。

 『子育て幽霊』は江戸時代から伝わる古い怪談のひとつで、「墓中で出産した片目の母親の死体が子どもを育てるために幽霊となる」というこの設定が水木しげるの名作漫画、鬼太郎の誕生シーンにも影響を与えたほどだといわれている。




 また『子育て幽霊』は落語の演目にもなっているのだが、実は、マスオさん役の声優・増岡弘は「益々家ちゃん助」という名前で活躍する落語家でもあり、この『子育て幽霊』が増岡の得意な演目の中にあるかどうかは不明であるが、話芸としての怪談はまさにお安い御用のはずである。

 つまり、このことが『サザエさん』らしからぬ本格的な怪談がお茶の間に放送され、また多くの視聴者を震え上がらせた発端ではないかと思われているのである。

(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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画像 ©PIXABAY 安田米斎画『子育て幽霊図』