飛行機のパイロットはフライト中に奇妙な物を見つけてしまうことがままあるという。例えば日航機がアラスカ上空にてUFOを目撃したという事件は未だに謎の多いUFO事件となっている。
勿論、現代でもパイロットがUFOらしき物体を目撃してしまうケースは存在しており、イギリスでは航空会社の職員らが公的組織である民間航空局(CAA)に奇妙な目撃証言が毎年何百も提出され、保管される形になっていた。
しかし、この度CAAは2011年から2017年の間に目撃されたUFOの情報や事件に関する詳細なレポートを公開しないことに決めた。
これまでは公衆の誰もが自由に公式ファイルを閲覧・利用可能だった。しかし、CAAは現在、2014年からの欧州法制を利用して、UFO情報へのアクセスを遮断している。
航空安全を維持または改善するために関連情報を閲覧する必要が出た場合は、CAAに申請することで閲覧できるそうだが、急な非公開体勢が取られたことや、近年の情報のみ対象とされた事から、UFOに関する何らかの重要な陰謀が背後にあってこのような措置がとられたのではないかとする声も出てきている。
政策変更の理由としては、航空業界がUFO情報のような不確かで、操縦士が説明することが難しいものの報告例は認めたくないと思っている点があるとされている。
しかし、英国のUFO研究家などからは「航空安全に対する国民の信頼を高めるために、むしろ当局は積極的にこの種の記録へのオープンアクセスを促進すべきである」との意見が出てきている。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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