先日、アトラスで逆さ絵馬を奉納することで相手を死に至らしめる事の出来る「死神神社」の話を紹介した。
逆さ絵馬を用いた呪いなどを見るに、「死神神社」はいかにも都市伝説らしい話のように思える。だが驚くべきことに、願った相手を呪い殺す力を持つ神社は実在すると言われている。
情報によると、その神社は福岡県下にある某神社(名前は伏せさせていただく)で、呪いの神社として知る人ぞ知る魔所になっているという。
だが、この神社は絵馬に願い事を書くと確実にその願い事が実現するというパワースポットとも呼ぶべき場所であり、本来は魔所と呼ばれる場所でない。
それがなぜ魔所と呼ばれるのか。
通常、邪な願望や呪いの言葉などが記された絵馬は撤去されるようなのだが、この神社ではそれら負の願いが書かれた絵馬も撤去せず、結果的に実現させてしまうのだという。
そのため、この神社には他人を呪い殺したいと願う、禍々しい絵馬に埋め尽くされるようになったらしいのだ。
どんな願いも叶うとされる場所に、呪いの文言が綴られた大量の絵馬が奉納されるとは、なんとも暗い人間の業を感じさせる話である。
このように日本各地に利己的な願望を叶えてくれる神社は数多く存在しているが、それは自らの手を汚さずに恨みを晴らしてもらおうとする、人の弱さを司るものでもあるだろう。
だが、呪いなど軽々しく行うべきものではない。
古来から「人を呪わば穴二つ」と言われるように、呪いをかける方も同じように苦しむ事になるものなのだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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