テレビ朝日系列で2006年から始まり、現在season12まで続いている人気シリーズ『警視庁捜査一課9係』だが、今その存続が危ぶまれている。
同シリーズは渡瀬恒彦演じる加納倫太郎の飄々(ひょうひょう)としながらも確実に捜査を進めていくキャラクターは多くの視聴者から愛されていた。
しかし、渡瀬恒彦の死去により、作品の世界観がどうなるか心配されたが、番組の中では今も加納倫太郎は生きていることになっていた。
だが視聴者は敏感であり、視聴率は低下、最近ではシリーズ打ち切りのうわさが流れていた。
今回のシリーズでは野際陽子演じる早乙女静香(加納倫太郎の元妻の従姉という設定)がうまくカバーしてきたが、その野際も亡くなり、もはや作品の世界観が維持出来なくなりつつある。
人気シリーズだけにドラマ関係者の間では継続の意思は当然強いものがあるという。
番組の理念を再構築する案として、加納倫太郎を作品の中で死去したことにし、新しい係長が赴任する案も検討されているという。 となると、相当に際立つキャラクターを持った新係長が必要になってくるのは想像に難い。
どちらにしろ、熱心なファンが多い作品だけに、シリーズ続行を望む声は多い。亡くなった二人の冥福を祈るためにも、番組はどうにか頑張って続けてもらいたいものだ。
(小山田まゆみ ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©写真素材足成