筋弛緩剤を知人に投与し殺害!大阪でも起きていた「愛犬家連続殺人事件」

今月7日、北海道名寄市の市立総合病院にて毒薬に指定されている麻酔用筋弛緩剤が盗まれたと発表した。

盗まれた薬品は「エスラックス」50mg入り瓶2本で、6人分の致死量に当たる。この薬品は普段手術室にて保管され、夜間や使用していない時は施錠されており、また手術中に関係ない人が出入りすることも難しいため、窃盗被害にあったものと思われている。道警名寄署は現在窃盗容疑でこの事件を捜査している。




筋弛緩剤を用いた殺人事件と言えば、1993年に発生した埼玉県の愛犬家連続殺人事件が有名だが、ほぼ同時期に大阪でも筋弛緩剤を用いた愛犬家殺人事件が起きていた。

犯人であり犬の訓練士を自称していた上田宣範は、ブリーダーや訓練所の共同経営等の儲け話を持ちかけて知人らを殺害した罪で逮捕された。1992年7月に知人と口論になった際、彼は売れなくなったペットを安楽死させて処分する方法を思いだし、職業柄取引があった獣医から言葉巧みに犬を安楽死させる薬品を入手。仲直りを口実に知人を呼び出した後に睡眠薬入りの酒を飲ませ、薬物を注射して犬の訓練所予定地に埋めたのである。




これに味をしめたのか、その後数ヶ月に渡り上田は金銭トラブルにあった知人らを同様の手口で殺害していく。結果、約1年間で5人もの人間が殺害されることとなったのである。

被害者らが犬の愛好家だったことや、金銭のやり取りがあったこと、被害者が上田に犬を預けていた事などから警察の捜査線上に上がり、1994年1月26日に上田は逮捕。彼の自供に基づき、被害者5人の遺体も発見されることになったのである。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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