5月12日、石川県穴水町で、奇妙な現象が確認された。
謎の白い綿毛のようなものが町中に出現し、道端や街路樹などに引っかかっている状態で確認されるというもので、いずれも非常に細い繊維でふわふわした綿毛状で、動物の毛にも似ているものであった。
町の人々の中には、どこからともなく風に乗って飛んで来ている様子を目撃した人もおり、12日午前8時に市民から役場に複数の通報が寄せられていたという。
町の中に出現した白い綿をほぐしてみると、中に枯れ草や葉などが紛れ込んでいたのが分かったという。
果たして、この物体は何なのか。
どこからともなく登場する白い綿毛、というと1970年代頃にブームになったケサランパサランを思い出した人もいるかもしれない。おしろいと一緒に桐の箱の中に入れておくと自然に増えるとか、大事にしまっておくと幸運を呼ぶとされており、未確認生物ではないかとも考えられているものだ。
今回役場では浮遊していた物体のサンプルを得て専門機関に調査依頼を行っているが、恐らく正体は綿花ではないかとされており、また人体に影響はないだろうと見られている。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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