古代の神話の中には、神々の戦いや神の裁きとして、天変地異の描写がなされる事が多い。
そんな天変地異は実際に起きた災害を元にしたと考えられているが、実際に検証した結果日時が特定されるケースも存在している。
エジンバラ大学の研究者たちは、トルコ南部のギョベクリ・テペ(Gobekli Tepe)遺跡の石柱に彫られた内容を分析した結果、紀元前11000年に彗星が地球に接近し、環境変化が起きていた事を示すものである事が判明したと発表した。
彗星の後に地上は寒冷化、植物が枯れるなどして当時の人々は飢えに苦しんだと見られている。彼らは自分たちが苦しんだ時の記録を石に刻んで忘れないようにしたのだ。
ギョベクリ・テペ(Gobekli Tepe)は、世界で最も古い寺院の遺跡であるとされ、同時に天文観測の場であったとも考えられている。この場所の歴史は約紀元前9,000から始まり、ストーンヘンジが建てられるよりも約6,000年は古いという。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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